この世は何が起こるかわからない・・・
もしも地球の自転が止まったら・・・
地球が回っているって、普段生活してて全くわかりませんよね・・・
この地球、実際はすごい速度で自転しており、その速度は時速1700km
1日24時間で1回転します
秒速にすると、465m・・・凄まじい速さですね
その自転の速度は、10万年で約2秒遅くなってきているそうです
それがもしも急速なスローダウンをしたとしたら・・・
5年後に地球の自転が止まってしまうというシナリオです
とあるドキュメンタリー番組があり、それをまとめてみました・・・かなり長くて、結構しんどかったですが・・・( ;∀;)
では、シミュレーション開始・・・
1日目・・・
時速1km低下・・・まだ実感は沸きませんが、早速問題が発生します
現在の民間航空機は、GPS(いくつかの静止衛星が連携して位置情報を伝えるシステム)を使って飛行していますが、自転の速度低下で、衛星は本来あるべき位置から徐々にずれていきます
その影響で、何百の航空機が墜落の危機に直面します
GPSから位置情報を取得したナビゲーションシステムが、機体を滑走路から離れた場所へ誘導し始めたからです
2週間経過・・・
地球の速度は、1時間辺り、15kmほど遅くなりました
自転の速度低下により、民間機が470機墜落したため、民間機の運航は必要最低限に制限されます
そのため、他の交通機関に人が殺到します・・・
更に新たな問題が発生します
地球は、赤道付近がやや膨らんだ、やや扁平な球体になっています
その理由の一つは、自転の力が海水を赤道付近に引き寄せているからです
ところが、その力が弱まると、海水が動き始めます
盛り上がった赤道から、低い極の方に落ちていきます・・・その量は10億立方キロを超えます
自転速度が落ち始めて3か月もすると、極に近い地域で海面上昇が止まらず、各地で大洪水が発生します
更に海の水位が変わるにつれ、大気も変化していきます
大気は自転とともに、同じ動きで回転しています・・・大気も自転と離れずピッタリとくっついて動いていると言った方がよいでしょうか
ところが、自転が遅くなると、大気も極に向かう海水に引きずられるのです
低緯度にある都市、例えばリオデジャネイロ、シンガポールなどは、酸素が欠乏して、呼吸困難になります
緯度が高い地域でも、標高が高ければ同じです
120日経過・・・
時速にして、260kmも遅くなっています・・・1日は約28時間・・・昼と夜がそれぞれ2時間ずつ長くなりました
新しい危険が全世界に襲い掛かります・・・
それまで地震に全く縁がなかった地域でも、大地震が発生し始めます
地球は、金属が主体の核と、岩石のマントル、岩石の地殻でできています
自転が遅くなれば、それぞれの層は異なる速度で遅くなり、巨大な摩擦が起こります
そして地球は、内部からひび割れるのです・・・
海水の移動は益々激しくなり、北極海の深度は、かつては5400m程だったのが、今は13000m程になります
イギリスは周りの海が干上がって、ヨーロッパ大陸の一部となり、ロンドンからパリまで歩いていけるようになります・・・
大気もどんどん動いており、北緯30度から北と、南緯30度から南でないと、呼吸はできない状態です
この時点では、北側南側の海水上昇で海に飲み込まれる地域と、赤道付近から押し寄せる真空状態の間で、生活できる部分は残っています
更に新しい危険が迫ります・・・太陽放射です・・・
地球は磁気圏という、目に見えない磁場で守られています
この磁場は、地球内部にある鉄を主体とした核が、自転により急速に回転してできるもので、太陽からの危険な放射線を防ぐ役割を果たしています
しかし、自転が遅くなれば、磁場も弱くなり、十分なシールド能力を発揮できません
その時点では安全とされる地域に、太陽の放射線が襲い掛かります
1年経過・・・
時速にして、370km近く遅くなっています
海水の移動も止まりません・・・多くの地域が海に沈みます
国土は崩壊し、生産は止まります
自給自足を余儀なくされます
2年半経過・・・
自転は1400kmも落ちて、たった時速320kmになっています
生存者に追い打ちがかかります
1日は124時間にも延び、かつての2日半以上も昼が続きます・・・
人間は、62時間も明るい世界で生きられるようにできてはいません
人々は睡眠不足に苛まれます・・・その結果は、視力低下と、運動機能の低下です
自転速度の低下は、動物にも壊滅的な影響を与えます
移動型の哺乳動物は、長い夜の寒さに凍えて死んでしまいます
4年経過・・・
今ではたった時速64kmでしか回っていません
1日は、かつての26日・・・太陽は13日沈まず、夜も13日続きます
最早、四季もありません
夜はマイナス55度にまで冷え込みます
生き延びる可能性のある動物は、冬眠する動物でしょう・・・長期間食べずに過ごせるからです
植物への打撃も壊滅的です
穀類が育つには、大量の日光が必要だからです
赤道直下は、エベレストより高い、海抜1万mと同じくらいになります
4年半経過・・・
地球の自転はほとんど止まりかけています
昼はかつての16日も続きます
しかし、少ない面積ですが、生存可能地域は残されており、人々は、極端な暑さと寒さを凌げるシェルターを作り、そこに住みながら作物を育て始めました
しかし、旧大陸が海に沈んだ結果、魚には大量の栄養源が供給され、冷たい水に住む種の多くは生き延びます
そして、魚を捕る暮らしが始まっていきます
マイナス55度にまで冷え込む夜の中、人々は必死に魚を捕りますが、それでも避難民に行き渡る十分な魚は捕れません・・・
自転がほとんどしない状況では、一定の方向へ流れていた風が起こらず、雲ができるのは、昼と夜が入れ替わるときで、気温が大きく上下するときだけです・・・
そのため、降水量が激減しました・・・
しかも、ほとんどの雨は、海上でしか降りません
5年経過・・・完全に地球が静止する日がやってきます
海、大気、気候の変動は収まりつつあります
自転は止まりましたが、地球は太陽の周りを公転しています
1年の半分は太陽が見えますが、1年の半分は見えません・・・
これからは日中夜は1年で、半年の昼と、半年の夜が交互にやってきます
海が凍らないごく限られた場所で、尚且つ、運よく雨が降る場所にたどり着いた人々だけが、生き残ることが出来そうです
犠牲者は65億人を超えます・・・
シミュレーションは以上です
このシミュレーションは、今のところ起こる可能性はありません・・・
しかし、この地球は、きわめて危ういバランスの上に、辛うじて保たれているのです・・・
・・・って、言っていました・・・怖いですね( ;∀;)
もしも地球の自転が止まったら・・・でした
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もしも地球の自転が止まったら・・・
地球が回っているって、普段生活してて全くわかりませんよね・・・
この地球、実際はすごい速度で自転しており、その速度は時速1700km
1日24時間で1回転します
秒速にすると、465m・・・凄まじい速さですね
その自転の速度は、10万年で約2秒遅くなってきているそうです
それがもしも急速なスローダウンをしたとしたら・・・
5年後に地球の自転が止まってしまうというシナリオです
とあるドキュメンタリー番組があり、それをまとめてみました・・・かなり長くて、結構しんどかったですが・・・( ;∀;)
では、シミュレーション開始・・・
1日目・・・
時速1km低下・・・まだ実感は沸きませんが、早速問題が発生します
現在の民間航空機は、GPS(いくつかの静止衛星が連携して位置情報を伝えるシステム)を使って飛行していますが、自転の速度低下で、衛星は本来あるべき位置から徐々にずれていきます
その影響で、何百の航空機が墜落の危機に直面します
GPSから位置情報を取得したナビゲーションシステムが、機体を滑走路から離れた場所へ誘導し始めたからです
2週間経過・・・
地球の速度は、1時間辺り、15kmほど遅くなりました
自転の速度低下により、民間機が470機墜落したため、民間機の運航は必要最低限に制限されます
そのため、他の交通機関に人が殺到します・・・
更に新たな問題が発生します
地球は、赤道付近がやや膨らんだ、やや扁平な球体になっています
その理由の一つは、自転の力が海水を赤道付近に引き寄せているからです
ところが、その力が弱まると、海水が動き始めます
盛り上がった赤道から、低い極の方に落ちていきます・・・その量は10億立方キロを超えます
自転速度が落ち始めて3か月もすると、極に近い地域で海面上昇が止まらず、各地で大洪水が発生します
更に海の水位が変わるにつれ、大気も変化していきます
大気は自転とともに、同じ動きで回転しています・・・大気も自転と離れずピッタリとくっついて動いていると言った方がよいでしょうか
ところが、自転が遅くなると、大気も極に向かう海水に引きずられるのです
低緯度にある都市、例えばリオデジャネイロ、シンガポールなどは、酸素が欠乏して、呼吸困難になります
緯度が高い地域でも、標高が高ければ同じです
120日経過・・・
時速にして、260kmも遅くなっています・・・1日は約28時間・・・昼と夜がそれぞれ2時間ずつ長くなりました
新しい危険が全世界に襲い掛かります・・・
それまで地震に全く縁がなかった地域でも、大地震が発生し始めます
地球は、金属が主体の核と、岩石のマントル、岩石の地殻でできています
自転が遅くなれば、それぞれの層は異なる速度で遅くなり、巨大な摩擦が起こります
そして地球は、内部からひび割れるのです・・・
海水の移動は益々激しくなり、北極海の深度は、かつては5400m程だったのが、今は13000m程になります
イギリスは周りの海が干上がって、ヨーロッパ大陸の一部となり、ロンドンからパリまで歩いていけるようになります・・・
大気もどんどん動いており、北緯30度から北と、南緯30度から南でないと、呼吸はできない状態です
この時点では、北側南側の海水上昇で海に飲み込まれる地域と、赤道付近から押し寄せる真空状態の間で、生活できる部分は残っています
更に新しい危険が迫ります・・・太陽放射です・・・
地球は磁気圏という、目に見えない磁場で守られています
この磁場は、地球内部にある鉄を主体とした核が、自転により急速に回転してできるもので、太陽からの危険な放射線を防ぐ役割を果たしています
しかし、自転が遅くなれば、磁場も弱くなり、十分なシールド能力を発揮できません
その時点では安全とされる地域に、太陽の放射線が襲い掛かります
1年経過・・・
時速にして、370km近く遅くなっています
海水の移動も止まりません・・・多くの地域が海に沈みます
国土は崩壊し、生産は止まります
自給自足を余儀なくされます
2年半経過・・・
自転は1400kmも落ちて、たった時速320kmになっています
生存者に追い打ちがかかります
1日は124時間にも延び、かつての2日半以上も昼が続きます・・・
人間は、62時間も明るい世界で生きられるようにできてはいません
人々は睡眠不足に苛まれます・・・その結果は、視力低下と、運動機能の低下です
自転速度の低下は、動物にも壊滅的な影響を与えます
移動型の哺乳動物は、長い夜の寒さに凍えて死んでしまいます
4年経過・・・
今ではたった時速64kmでしか回っていません
1日は、かつての26日・・・太陽は13日沈まず、夜も13日続きます
最早、四季もありません
夜はマイナス55度にまで冷え込みます
生き延びる可能性のある動物は、冬眠する動物でしょう・・・長期間食べずに過ごせるからです
植物への打撃も壊滅的です
穀類が育つには、大量の日光が必要だからです
赤道直下は、エベレストより高い、海抜1万mと同じくらいになります
4年半経過・・・
地球の自転はほとんど止まりかけています
昼はかつての16日も続きます
しかし、少ない面積ですが、生存可能地域は残されており、人々は、極端な暑さと寒さを凌げるシェルターを作り、そこに住みながら作物を育て始めました
しかし、旧大陸が海に沈んだ結果、魚には大量の栄養源が供給され、冷たい水に住む種の多くは生き延びます
そして、魚を捕る暮らしが始まっていきます
マイナス55度にまで冷え込む夜の中、人々は必死に魚を捕りますが、それでも避難民に行き渡る十分な魚は捕れません・・・
自転がほとんどしない状況では、一定の方向へ流れていた風が起こらず、雲ができるのは、昼と夜が入れ替わるときで、気温が大きく上下するときだけです・・・
そのため、降水量が激減しました・・・
しかも、ほとんどの雨は、海上でしか降りません
5年経過・・・完全に地球が静止する日がやってきます
海、大気、気候の変動は収まりつつあります
自転は止まりましたが、地球は太陽の周りを公転しています
1年の半分は太陽が見えますが、1年の半分は見えません・・・
これからは日中夜は1年で、半年の昼と、半年の夜が交互にやってきます
海が凍らないごく限られた場所で、尚且つ、運よく雨が降る場所にたどり着いた人々だけが、生き残ることが出来そうです
犠牲者は65億人を超えます・・・
シミュレーションは以上です
このシミュレーションは、今のところ起こる可能性はありません・・・
しかし、この地球は、きわめて危ういバランスの上に、辛うじて保たれているのです・・・
・・・って、言っていました・・・怖いですね( ;∀;)
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